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【夫婦育休】夫婦で育休を取得するメリットとデメリット

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出産を控えているご夫婦や、育休を取得することに迷っている男性の皆さん、こんにちは。

現在夫婦で育休を取得しているなっつままです。夫婦で育休を取得して約半年が経ちました。

子育ては家族にとって大きな変化をもたらします。その過程で、夫婦で育休を取得することは、家族としての絆を深め、共に成長する素晴らしい機会となります。しかし、収入に関する不安や生活の変化に対する不安もあることでしょう。

この記事では、私たちが感じる「夫婦で育休を取得するメリットとデメリット」について詳しくお伝えして、不安を解消する方法を提供します。育休を取るために役に立つ情報をご提供します。

育休を通じて、より良い親子・夫婦関係を築いていくお手伝いをいたします!

目次

メリット① 夫婦が足並みを揃えて”親”になる

育休を夫婦で取得する最大のメリットは、夫婦が足並みを揃えて”親”になることができることです。

私は、「育休=育児をする時間」ではなく、「育休=親になるための時間」と考えています。つまり、男女関係なく、育休を取ることで、親になる階段を登れると考えています。

様々な研究から、男性は、父親になった実感が湧くまでに時間がかかると言われています。これは、生物学的な違いだけでなく、育児に関与してきた時間が少ないことも起因しています。

授乳以外の育児業務は男性もできます。おむつ替え、沐浴、保湿など、育児のルーティンを一緒に身に着けることで、夫婦間の協力体制が築かれ、育児に対する責任を均等に分担することが可能になります。

これらを通して、男性はより早く「父親の実感」を得ることができます。子供と同じ時間を過ごすことで、親としての存在感を感じ、子供との絆を強化する機会が増えます。夫婦で育休を取ることで、一緒に子育てをする機会が得られます。

育児において、2人の足並みが揃うことはとても重要だと感じました。なぜなら、どちらか一方が先に進みすぎてしまうと、教える側と教えを乞う側になってしまうからです。現在の日本では、パートナーの片親がワンオペ育休をとり、片親が仕事を継続するケースが多いと思います。その場合、ワンオペ側が育児に従事する時間は仕事を継続している親と比べて24時間のうち9時間/日以上ちがいます。月で言えば、720時間のうち240時間も違うので、約1/3の時間を育児に費やしていることになります。育休中の片親からよく言われる愚痴は「相手はおむつ替えもできない」とか「寝かしつけをやったことがない」等 等々…

しかし、どの親だって、子供が生まれる前は、おむつ替えをしたこともなければ、寝かしつけをしたこともないはずです。

皆初心者だったにも関わらず、育児に従事する時間が長い方に作業が偏るため、育児レベルに差が生まれるのは当然です。結果的に、片親が片親に育児を教える状況がつくられてしまいます。差が生まれても良いと思うのであれば、ワンオペ対応は全く問題ありませんが、夫婦間で育児レベルを同等に保ちたいと少しでも考えるのであれば、夫婦で足並みを揃えて育児レベルを上げる時間が必要です。

私たちは、退院後から育休を取得していたので、2人とも初心者の状況で一緒に育児レベルを上げていくことができました。そのおかげか、どちらかが極端に先をいく状況はありませんでした。

メリット② ”親”としての会話ができる

育休を夫婦で取得することは、日常的な子供に関するコミュニケーションを向上させる助けにもなります。共に育児することで、会話のトピックや共感するポイントが重なり、夫婦間のコミュニケーションがより豊かになります。

例えば、以下のような赤ちゃんの体調の変化について対等に議論することができます。

  • 今日はうんちが出ているかどうか
  • 今日のミルクの飲み具合はどうか
  • いつもと体調に変化はないか

赤ちゃんは、自分の体調の変化に鈍感ですし、それを伝えることが出来ません。

なので、親は毎日の様子とちょっとでも違うところがないかよくよく観察しなければなりませんが、毎日の様子を見ていなければ気付くことは絶対にできません。

私たちも、「今日は、うんちが出ていない」ということだけで1日ヤキモキしてしまいました。

これは、毎日育児に携わっているからこそ気付くことだし、悩むことが出来ます。

しかし、土日しか育児に関わっていなければ、「1日うんちが出ていないくらいで何を悩んでいるの?」と言いかねないことです。

以下の本には、夫が産後の妻に対して言った嫌だった言葉が並んでいます。その幾つかをご紹介します。

出産前の友だちよりも心配な友だちの夫に贈る100の言葉

①お手伝いしようか?

②俺だって大変。

③おっぱいないから寝かしつけ無理だわ。

④育休中なんだから育児が仕事だろう。

https://mi-mollet.com/articles/-/25002?layout=b

夫婦で育休を取っていれば、相手に対してこんな言葉を言うことは絶対にありません!!というか、こんな言葉は絶対に出てきません!!

夫婦で育休を取り、一緒に親になることで、長期的な育児環境を築く手助けとなります。共に子育てに取り組親としての役割を共有することで、信頼関係が深まり、家族全体にとって安定感のある子育て環境を整えることができます。結果的には、子供たちにとっても安全と愛情が溢れる家庭になること間違いなしです!

メリット③ 健康で文化的な最低限度の生活を送ることが出来る

夫婦で育休を取得することは、家庭内の生活の質を向上させ、親の基本的人権を守ることができます!!

夫婦で育児を分担することで、ストレス軽減や身体的な健康の維持が可能になります。私たちも、私が子供の相手をしている合間に夫が食事を準備したり、夫が子供の寝かしつけをしている間に洗濯を終わらせたりと、効率的に家事をすることが出来ました。また、3食バランスの良い食事を準備し、食べることもできました。ワンオペ育児をしている方の食生活を見ると、「時間が無くて、菓子パンを食べただけ」「インスタントラーメンですませた」といった方がたくさんいらっしゃいます。

実際、私も一人で育休を取っていたら間違いなくそうなっていたと思います。それくらい、育児には物理的にも精神的にも余裕がないのです。

しかし、二人で育休を取っていれば、物理的にも精神的にも余裕が生まれます。

家事が効率的に捗ることで、親の趣味や自分時間を確保することもできます。私たちも、子供が寝ている時間に趣味の時間を作っていました。(夫はせっせとガンプラを作っていました…笑)

まるでホワイト企業で働いているようなワークライフバランスを保てるので、家族全体の幸福感を高め、育休が楽しい思い出を積み重ねる貴重な時間となります。

いつか、別の記事で育休中の家事育児の分担についてもお話ししようと思います。

デメリット①:収入が減る

育休を夫婦で取得する際に最も直面する課題の一つは、収入が減少することです。

通常、育休中は育児休業給付金をもらえます。しかし、育児休業給付金は給与の一部なので収入が減ります。

しかし、私たちの感想は「ほとんど手取りは減らない」ということです。

私たちの育休中の手取りは別の記事でご紹介します!

とはいえ収入は減る為、育休前に収入減少に備えることが重要です。貯金や経済的な計画を立て、家計を安定させる方法を検討することが必要です。また、育休期間中に追加の収入源を見つけることも一つの解決策です。(私たちも、育休中にメルカリや株投資等を行っていました)

収入の減少は確かにデメリットですが、育休を通じて家族の価値観や絆を強化することの重要性も考えながら、収入とのバランスを取ることが求められます。

デメリット②:キャリアダウンの可能性

男女ともに、育休を取得することがキャリアダウンにつながる可能性があります。

最近は、社会での育休への認知・理解が広まり、育休を取ることで明らかにキャリアダウンにつながることは少ないと考えていますが、育休期間中、職場での評価や昇進に影響が及ぶ可能性があることは避けて通れません。

特に競争が激しい職種や業界では、長期の育休がキャリアに対して一時的なブレーキをかけることがあります。昇進機会を逃すことや、一部のプロジェクトへの参加機会が制限されることがあるかもしれません。特に、男性の育休は未だ珍しいため、不安になる方も多いのではないでしょうか?

これに対しては、様々な考えがあると思いますが、育休の期間を夫婦で話し合い検討する必要があると思います。

まず、男女ともに育休を長期間取得することでキャリアダウンにつながることはありえます。私の考えでは、性別ではなく、業界や会社、昇進タイミングによってその影響度合いが違うと考えています。

ぜひ、夫婦で以下の点を抑えながら、客観的に業界・会社を分析したうえで、
ご自身が望む育休取得期間を見定めて、話し合ってみてください。

  • 会社の人事制度(年功序列or実力主義)
  • 業界の変化のスピード
  • 自身がどれくらいのキャリアダウンを許容できるのか

参考:私たちの業界・会社の育休取得概況

私たちは、夫婦ともに日系大手メーカーで働いています。
夫婦それぞれの職場環境と1年育休を取得する決断をした職場環境をお話します。

妻の会社の状況(日系大手メーカー・総合職・入社5年目)

私は、年功序列の会社で総合職として働いています。

私の会社では、男女ともに育休を1年取得することで大きなキャリアダウンにはつながらないと考えています。1年育休を取得した職場の先輩は、昇進の遅れ無しまたは1年昇進が遅れる程度でした。これであれば許容できると考えたので、1年育休を取得することにしました。

男性の育休も取得が進んでいます。社内で育休を取得している事例をご紹介します。

  • 1か月間の育休取得(退院後~生後1か月過ぎまで)
  • 2回に分けて育休取得(産後パパ育休制度活用、退院後~生後1か月過ぎまで&生後8か月頃)
  • 半年取得(退院後~生後6か月過ぎまで)
  • 妻と時期を分けて取得(妻:生後半年まで、夫:生後半年~1歳まで)

夫の会社の状況(日系大手メーカー・研究職・入社4年目)

夫は、年功序列の名残がありつつも実力も考慮される会社で研究職として働いています。

夫の会社でも、男女ともに育休を1年取得することで大きなキャリアダウンにはつながらないと考えています。

これは主に2つの理由からです。
①夫が育休を取得するタイミングは昇進する年次ではなかった
②成果によって給与・賞与が変わるので、育休復帰後のパフォーマンスが良ければ、キャリアダウンにつながらない

また、夫の会社でも男性の育休も取得が進んでいます。夫の社内で育休を取得している事例をご紹介します。

  • 1年間の育休取得(退院後~1歳まで)
  • 2カ月育休取得(退院後~生後2か月まで)
  • 1か月取得(退院後~生後1か月まで)

まとめ

夫婦で育休を取得することは、夫婦から親になる大切な時間です。

私たちは、育休を通して、我が子の成長に寄り添う時間はお金では絶対に買えない貴重な時間だと感じています。
また、育休中の収入減少は事前の準備で十分にカバーできますし、育児休業給付金は意外ともらえます

夫婦で育休を取得することはまだまだ「当たり前」とは言えません。しかしながら、少しずつ取得へのハードルが下がっていることも事実です。

ぜひ、これを読んでくださった方には夫婦育休を取得して頂きたいです。そして、夫婦育休が当たり前になるといいなと思っています。

以上、「夫婦で育休を取得するメリットとデメリット」についてお話しました。

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この記事を書いた人

横浜在住の28歳OL。
23年2月に第1子を出産。
夫婦で日系大手メーカーを1年間育休中。

夫婦育休が、“令和の当たり前”になるように、魅力やコツをシェアします!

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